TOPPAGE財政用語小辞典>超過負担

超過負担

 超過負担とは、国庫支出金の対象となる事務事業を自治体が実施した結果、国が支出した金額が算定基準の不備などによって実情に合わないため、国の基準以上に支出しなければならない自治体の事故財源の持ち出し分を言う。超過負担の原因としては、単価差、数量差、対象差があり、これに認可差を加えても良い。単価差とは、国庫支出金の単価が補助条件どうりに実施した場合の現実の単価より低いために生じるものを指す。数量差とは、対象となる数量(職員数や建物の面積)が、その事業目的を達成するために合理的と考えられる数量を下回るため、その不足を自治体が補わなければ事業ができないときに生じる(ゼロ歳児保育の保母配置数など)。対象差とは、事業の性格上、当然補助対象となるべき経費(職員設置の場合の手当、用地費や、柵、門の設置費など)が、補助対象からはずされているために発生する。認可差とは、当然国庫負担事業となるべき事業が国の予算等の事情から単独事業で実施しなければならなくなるときに見られる。下水道事業の場合に著しい。
 地方財政法第一八条は、「国の負担金、補助金等の地方公共団体に対する支出金の額は、地方公共団体が当該国の支出金に係る事務を行うのに必要で且つ充分長くを基礎として、これを算定しなければならない。」としている。現在でも多数の事例があり、事業の単価や補助基準の算定根拠の公開がより一層求められる。

Copyright© 2001-2005 Masaru Sawai All Rights Reserved..