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コミュニティ・ファンド

 コミュニティ・ファンドとは、特定の地域やコミュニティにおいて、あらかじめ合意された事業などの使途に対して、投資や融資を行うことを目的として設置され、運営される基金のことである。地域における人的なネットワークを通じた「顔の見える関係」を活用し、「目利き」を行い、NPOや起業者などのコミュニティ・ビジネス、コミュニティ・サービスの事業者に低利の資金を供給する。
 市町村や府県などの行政が直接に行う制度融資や利子補給は、税を配分することになるが、コミュニティ・ファンドは、基金の造成に市民や事業者、あるいは地域金融機関の資金を動員することによって新しい資金源を造成する可能性も開くこととなる。
 「公益信託いわてNPO基金」は、二〇〇一年度に信託銀行に一億円の基金を信託し、「公益信託いわてNPO基金」を造成。県内で活動するNPO等に対して一〇万円〜一〇〇万円の助成を行っている。二〇〇二年度には、二七件。九〇〇万円の実績がある。「北海道NPOバンク」は、二〇〇二年八月に北海道、札幌市、企業、NPO、市民等が出資や寄付を持ち寄り、NPOがNPOやワーカーズコレクティブに融資する制度を立ち上げたものである。このバンクは、民法上の組合である「NPOバンク事業組合」とNPO法人である「北海道NPOバンク」の二層構造となっている。
 総務省は二〇〇四年度から地方自治体がコミュニティ・ファンドを造成するために発行するミニ公募債などの地方債の利子の一部を交付税で措置するとしている。
 なお、コミュニティ・ファンドの利子を地域通貨で支払うなどのかたちで、地域通貨とコミュニティ・ファンドとの連携も考えられる。

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